推し活にかかる費用は、気づいたときには月数万円を超えていることがある。ChatGPTで予算シミュレーションを組み、家計簿アプリで記録する方法を具体的にまとめました。
ジェネレーションズをはじめ、複数のアーティストが同時期にX(旧Twitter)トレンド入りしたこの週末(2026年5月28日取得)。推し活熱が高まるほど、財布への影響も無視できなくなってきます。
⏩ 急いでいる方はこちら
- 推し活費用の内訳と月平均額を確認する
- ChatGPTで予算シミュレーションをつくる
- 家計簿アプリ比較で自分に合うものを選ぶ
推し活費用、「思ったより多い」はなぜ起きるか
ライブチケットは1枚1万円前後でも、それ単体で見れば許容範囲に感じる。問題は、そこに積み重なる周辺費用です。
交通費、宿泊費、グッズ、遠征飯、配信チケット。ひとつひとつは小さくても、積み上げると1つの遠征で5〜7万円になることは珍しくない。
しかも推し活は、基本的に「続く」出費です。来月も、再来月も、ツアーや新作リリースのたびにイベントが控えている。単発の支出とは性質が違うため、収支管理の感覚がずれたまま進みやすい。
「推しがいる限り出費も続く」という前提で、最初から仕組みを持っておくことが大事です。
推し活費用の内訳と平均額
まず、どこにいくら使っているかを整理するところから始めましょう。
| 項目 | 1回あたりの目安 | 年間換算(月1回ペースの場合) |
|---|---|---|
| ライブチケット | 8,000〜15,000円 | 96,000〜180,000円 |
| 国内遠征 交通費 | 5,000〜30,000円 | 60,000〜360,000円 |
| 宿泊費 | 5,000〜15,000円 | 60,000〜180,000円 |
| グッズ(会場限定品含む) | 3,000〜20,000円 | 36,000〜240,000円 |
| 配信チケット | 1,500〜3,500円 | 18,000〜42,000円 |
| FC会費・定期サブスク | 月500〜2,000円 | 6,000〜24,000円 |
| 飲食(遠征飯・カフェコラボ) | 2,000〜8,000円 | 24,000〜96,000円 |
見てわかるように、幅が非常に広い。推しが地元でライブをすれば交通費はほぼゼロでも、東京遠征なら往復新幹線だけで3〜4万円になる。
「いくらかかるかわからない」状態のまま走るのが、いちばん危ないパターンです。
ChatGPTで推し活予算シミュレーションをつくる
予算設計は、手計算やExcelでも当然できます。ただ、毎月のライブスケジュールが変動する推し活には、条件を変えてすぐ再計算できるChatGPTが相性がいい。
以下は実際に使えるプロンプト例です。
あなたは家計管理アドバイザーです。
以下の条件をもとに、推し活の月次予算シミュレーションを作ってください。
【基本情報】
- 手取り月収:22万円
- 固定費(家賃・光熱費・通信費):12万円
- 食費・日用品の目安:3万円
- 貯金目標:毎月2万円
【今月の推し活予定】
- ライブチケット:2枚(東京・大阪)= 合計25,000円
- 東京遠征(新幹線往復)= 25,000円
- 大阪は日帰り(高速バス往復)= 8,000円
- 東京1泊ホテル = 8,000円
- グッズ予算:上限15,000円
- 配信チケット:2本 = 6,000円
上記の合計と、手取りから固定費・食費・貯金を引いた「推し活に使える予算」を比較してください。
超過する場合は、どの費目を削るかの優先度も教えてください。
このプロンプトに対してChatGPTが返す内容は、「使える予算:35,000円 / 推し活費用合計:87,000円 → 52,000円の超過」のような形で金額が明確になります。そのうえで「グッズを半分にする」「大阪を日帰りにしてホテルをゼロにする」などの削り方の優先度を提示してくれます。
数字が出てはじめて「どこを我慢するか」の判断ができる。逆を言えば、数字を出す前に「頑張れば大丈夫」と感覚で動くのが危険な状態です。
毎月のスケジュールが確定したタイミングでこのプロンプトを回す、という使い方が定着すると効果的です。
家計簿アプリで推し活費用を記録・管理する
予算を決めたら、次は実際の支出を記録する仕組みが必要です。家計簿アプリはいくつかありますが、推し活費用の管理という観点で比較すると違いが出てきます。
| アプリ | 無料プラン | カテゴリのカスタム | 銀行・カード連携 | 推し活管理のしやすさ |
|---|---|---|---|---|
| マネーフォワードME | 連携口座数に上限あり | できる(有料でより細かく) | 強い(2,600以上に対応) | ◎ 連携自動取込で記録漏れが少ない |
| Zaim | ほぼフル機能が無料 | できる(タグも使える) | ある程度対応 | ○ タグで「推し活」専用に分けやすい |
| LINE家計簿 | 無料 | カテゴリ数は少なめ | LINE Payと連携 | △ 推し活専用カテゴリの作成に制限あり |
マネーフォワードMEは、クレカでグッズを買った分も銀行振込でチケットを買った分も自動で取り込んでくれるため、記録し忘れが起きにくい。推し活はグッズ代を現金で払うことも多いため、手入力と自動取込を組み合わせる使い方になります。
Zaimはタグ機能が使いやすく、「推しA」「推しB」と複数の推しがいる場合に推しごとの費用を分けて記録できる点が強みです。無料でほぼ全機能が使えるのも現実的。
LINE家計簿はLINEで管理できる手軽さが利点ですが、推し活費用を細かく分類したい場合はカテゴリの柔軟性がやや物足りない場面があります。
どれが合うかは管理スタイル次第ですが、「とりあえず始めるならZaim」「連携口座が多くて自動化したいならマネーフォワードME」というのが目安です。
実際の管理フロー:月初から月末まで
概念ではなく、月単位の動き方をまとめておきます。
月初めに、その月のライブ・イベント予定を洗い出す。確定しているものはチケット代・交通費・宿泊費まで試算する。ChatGPTのプロンプトに数字を入れて、使える予算と照合する。この段階で超過が明らかなら、どこを削るかを決めておく。
月中は、支出が発生するたびに家計簿アプリに記録する。グッズは現金払いが多いため手入力になることもあるが、その場で入れる習慣をつくると後でまとめて入力する作業が不要になります。
月末に、実際の支出を振り返る。予算との差分を確認して、翌月の予算設計に反映する。
これだけです。凝った管理をする必要はなく、「月初に計画、月末に照合」のサイクルを回すことが目的です。
推し活費用を削らずに「持続可能」にする考え方
推し活を我慢してストレスをためるより、続けられる範囲で楽しむ設計の方が長続きします。
ひとつの考え方として、月の推し活予算を「固定費」として最初に確保しておく方法があります。毎月1万円、または年間のツアー費用を12で割った額を「推し活積立」として別口座に移しておく。大きな遠征がある月はその積立から充てる、という仕組みです。
この方法のいいところは、出費が突発的に感じなくなること。毎月コツコツ積んでいた分を使っているという感覚になり、罪悪感が薄れる。
ChatGPTに聞いてみると「月収の5〜10%を推し活予算の目安にする人が多い」という回答が返ってきます。手取り22万円なら1.1〜2.2万円。現実とのギャップを確認するきっかけとして使えます。
今すぐできること(1分)
今月の推し活予定を1件だけリストアップして、チケット代・交通費・宿泊費の合計を出してみてください。その数字と手取りから固定費を引いた残額を比べるだけで、「予算内か超えているか」がその場でわかります。これが管理の出発点になります。
よくある質問
Q. 推し活費用専用のカテゴリを家計簿アプリで作れますか?
A. マネーフォワードMEとZaimはカスタムカテゴリに対応しています。「推し活」「ライブ遠征」「グッズ」など複数の小カテゴリを作ることで、どの費目に何円使ったかを月単位で確認できます。LINE家計簿はカテゴリの自由度が低めなので、細かく分けたい場合は他のアプリが向いています。
Q. ChatGPTに家計の情報を入力しても大丈夫ですか?
A. 氏名・住所・口座番号などの個人を特定できる情報は入力しないことが前提です。「手取り22万円、固定費12万円」のような抽象的な数字の範囲で使う分には、個人情報の流出リスクはありません。ChatGPTの会話データはデフォルトでは学習に使われる設定になっているため、気になる場合は設定からオフにできます。
Q. 推し活費用を貯金と両立させるコツはありますか?
A. 「先取り貯金 + 推し活積立」の二本立てが現実的です。毎月の給料日に貯金分と推し活積立分を別口座に移してから残りで生活する。残額の範囲でやりくりする設計にすると、推し活と貯金が競合しにくくなります。積立額は無理のない範囲から始めて、ライブシーズンに向けて増額するのが続けやすいです。
Q. 遠征費用が高くて諦めていますが、節約できる余地はありますか?
A. 遠征費用の大半を占めるのは交通費と宿泊費です。交通費は早割・学割・深夜バスの活用で3〜5割削れることがあります。宿泊はドミトリー型のホステルやビジネスホテルの早期予約を活用すると、1泊3,000〜5,000円台に抑えられるケースもあります。ChatGPTに「〇〇から△△への最安値移動手段を教えて」と聞くと選択肢を整理してくれます。
Q. 複数の推しがいる場合、費用管理はどうすればいいですか?
A. Zaimのタグ機能が便利です。「推しA」「推しB」とタグを設定して支出を記録すると、どの推しにいくら使ったかが月次で集計できます。推しごとの予算を分けて設定しておくと、どちらに優先度を置くかの判断材料にもなります。
まとめ
推し活費用が膨らむ主な原因は、支出が発生するたびに「今だけ」と考えてしまうことです。チケット代・遠征交通費・宿泊・グッズ・配信と積み上げると、1つのツアーで数万〜十数万円になることは決して珍しくない。
ChatGPTで月初に予算シミュレーションを組み、家計簿アプリで支出を記録する。この2ステップを月のルーティンにするだけで、「気づいたら使いすぎていた」という状況はかなり減らせます。
管理の目的は推し活を制限することではなく、「いくらまでなら楽しめるか」の地図を持つことです。地図があれば、遠征も判断できる。
推し活の続け方を、お金の面からも設計してみてください。
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著者:S