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円安158円台でもNISAを続けるべきか——初心者が迷いがちな外国株の考え方

ドル円が158円台で推移する中、NISAで外国株を買い続けるべきか迷う人が増えています。円安がNISAに与える影響と、長期積立を続ける合理的な理由を初心者向けに解説します。

ドル円が158円台で推移しています(外為どっとコム、2026年5月15日)。「円安のときに外国株を買うのは損では?」と迷う方が増えており、NISAの投資判断に影響が出ています。

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結論から言うと、長期積立の場合は円安でも続けることが合理的な選択です。その理由を解説します。

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01 円安158円台、NISAへの影響は

外国株(米国株・全世界株など)は円建てで購入しますが、実際の価値はドル建てです。円安のときに購入すると「同じドル資産でも円では高く買っている」状態になります。

例えば、1株100ドルの株を買う場合:

  • 1ドル=130円のとき:13,000円で購入
  • 1ドル=158円のとき:15,800円で購入

円安時は同じ株を買うのに多くの円が必要です。

ただし、これは「今の瞬間の損得」の話です。長期積立にとっては別の見方があります。

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02 円安でも積立を続ける合理的な理由

ドルコスト平均法の観点では、円安・円高に関わらず毎月一定額を積み立てることが有効です。

  • 円安のとき→少ない株数を高い価格で購入
  • 円高のとき→多い株数を低い価格で購入

この繰り返しが「平均購入コストを下げる」効果を生みます。毎月の為替レートを読もうとするより、機械的に続ける方が長期的には結果が出やすいとされています。

また、外国株を保有することで「円安になるほど資産価値が上がる」効果もあります。円安リスクのヘッジにもなります。

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03 円安時に気をつける3つのこと

  1. 1一括投資は避ける——円安のピーク付近での一括投資は為替リスクが大きい。分散して積み立てる方が安全
  2. 2国内株も一部持つ——全資産を外国株にすると為替リスクに集中する。日本株や債券も混ぜる
  3. 3慌てて解約しない——円高になったとき(円安が解消されたとき)に外国株の円換算価値が下がる。短期で見ると損に見えるが長期では意味が変わる
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04 円安時の資産配分の考え方

資産クラス円安の影響円高の影響
外国株(全世界株・S&P500)円換算で上がる円換算で下がる
国内株輸出企業は恩恵・内需は影響少輸出企業には逆風
国内債券影響少影響少
金(ゴールド)ドル建てのため円安で上昇円換算で下がることも

長期の積立投資では、全世界株インデックスファンドのように「円安でも円高でも自動的に分散される」商品を選ぶと為替の影響を最小化しやすいです。

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05 証券口座の選び方

証券会社全世界株インデックスの手数料ポイント還元
SBI証券0.05775%(eMAXIS Slim全世界株)Vポイント等
楽天証券0.05775%(同上)楽天ポイント
マネックス証券0.05775%(同上)マネックスポイント

主要3社の手数料はほぼ同じです。使っているポイントや銀行と連携しやすい証券会社を選べば問題ありません。

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よくある質問

Q. 円安のうちに外国株を全部売った方がいいですか?

A. 長期投資を前提としているなら、売却のタイミングを為替で判断するのはおすすめしません。「円安のうちに売って、円高になったら買い直す」作戦は為替の予測が必要で、プロでも難しいです。

Q. 円安がさらに進んだらどうなりますか?

A. 外国株を保有している場合は円換算の資産価値がさらに上がります。ただし円安が解消される局面では逆の動きになります。長期的には為替より企業の成長力が資産価値を決める主要因です。

Q. NISAで日本株だけにするのはありですか?

A. ありです。日本株も新NISAの対象です。ただし一国集中はリスクが高くなる傾向があります。日本株と外国株を組み合わせる分散投資が一般的には推奨されています。

Q. 為替ヘッジ型のファンドを選んだ方がいいですか?

A. 長期投資においては、ヘッジコスト(年0.5〜1%程度)がかかるため、為替ヘッジなしのインデックスファンドを選ぶ方が多いです。短期的な為替リスクを避けたい場合はヘッジありも選択肢です。

Q. 円安でも積立を増やすべきですか?

A. 余剰資金があり、生活防衛費が確保されているなら増やすのは合理的です。ただし「円安のうちに急いで買う」という発想は避けた方が良いです。淡々と決めた額を積み立てる姿勢が長期では有利になります。

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まとめ

✅ 今すぐできること(1分)

今月のNISA積立が設定されているか確認してください。設定済みなら何もしなくてOK。設定されていない場合はSBI証券または楽天証券で積立の設定をしてください。

円安でもNISAを続けることが長期投資では合理的な選択です。為替の動きに毎月振り回されるより、機械的に積み立てる方が精神的にも結果的にも良い場合がほとんどです。

出典:外為どっとコム(2026年5月15日)、Googleトレンド急上昇(2026年5月15日取得)

【免責事項・情報確認日について】

本記事の情報は2026年5月15日時点のものです。転職・副業・投資(NISA等)に関する制度・サービス内容は変更される場合があります。掲載情報の正確性には努めていますが、最終的なご判断はご自身でご確認のうえ行ってください。本記事は特定のサービスへの加入や投資行動を推奨するものではありません。

#円安#NISA#外国株#為替#ドル円

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