結婚を考えているカップルが「お金の話」を後回しにするのはよくあること。でも後回しにするほど、結婚後の家計トラブルが起きやすくなる。
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- 確認リスト10項目
- 家計管理アプリで共有する方法
- 今すぐできること
「収入はわかっているつもりだったけど、奨学金の残額を知らなかった」「貯金額を聞いたら思ったより少なかった」というのは珍しい話ではない。結婚後に発覚すると修正が難しくなるものが多いため、事前に確認しておく方が後の摩擦を減らせる。
とはいえ、「いきなりお金の話をするのが気まずい」というのもわかる。「家計アプリを一緒に使い始めるための準備として確認しよう」という切り出し方が、比較的ハードルが下がりやすい。
結婚前に確認しておくべきお金の10項目
収入と雇用形態に関すること
- 1手取り収入の月額
税込年収より「毎月実際に使えるお金がいくらか」を把握する。社会保険・住民税・厚生年金を引いた手取り額で生活費を設計する必要があるため。
- 1雇用形態と収入の安定性
正社員・契約社員・フリーランス・自営業など、収入の安定度が異なる。特にフリーランス・自営業の場合、月収のブレ幅も確認しておくと現実的な予算設計ができる。
負債・借入に関すること
- 1奨学金の残額と月の返済額
奨学金は長期間にわたって毎月の返済が続く。残額・月額・完済時期を把握しておかないと、住宅ローンや育児費用との並走計画が立てにくい。
- 1カードローン・消費者金融の有無
高金利の借入が残っている場合、家計への影響が大きい。「ある場合はオープンにして一緒に返済計画を立てる」という姿勢で確認する。
- 1携帯・サブスクの固定費の把握
二人で合算した場合の固定費を洗い出す機会になる。スマホ代・動画サービス・ジムなど、気づかない出費が積み上がっていることがある。
貯蓄・資産に関すること
- 1貯蓄の総額と目的別の内訳
「漠然と貯めている貯金」と「結婚式費用」「住宅購入向け」など目的別に分けているかどうかを確認する。二人で目標を共有するための出発点になる。
- 1NISAや投資の有無
すでに積立NISAや投資をしている場合、月いくら積み立てているかも確認しておく。二人の資産形成を合わせて考えるときに必要な情報になる。
家計運営の方針に関すること
- 1家計管理の方法(誰が管理するか)
完全共同管理・片方が管理して片方は一定額受け取る・完全折半など、さまざまなスタイルがある。どちらが得意か・どちらが希望するかを話し合う。
- 1毎月の生活費予算の考え方
食費・光熱費・家賃・娯楽費をどの水準に設定するかの感覚を合わせておく。「節約志向」と「生活水準維持志向」のズレは小さくても積み重なるとストレスになる。
- 1緊急資金の目標額
突然の出費(病気・失業・設備故障など)に備えた緊急資金をどの程度確保するかの考え方を共有する。一般的には生活費の3〜6ヶ月分が目安とされている。
家計アプリで情報を共有する方法
確認が終わったら、アプリを使って収支を見える化するのが次のステップ。二人で共有できるアプリとして使われているものを比較する。
| アプリ | 特徴 | 向いているカップル |
|---|---|---|
| Zaim(https://zaim.net/) | ペア家計簿機能あり。無料プランでも基本機能が充実 | 手入力派・収支管理メイン |
| マネーフォワード ME | 金融機関との連携数が多い。投資・ローン管理も一体 | 口座連携で自動記録したい |
| OsidOri | 2人専用の家計管理アプリ。共有費と個人費を分けて管理できる | 共有と個人の費用を明確に分けたい |
Zaimはペア家計簿機能で「二人のお金の状況をそれぞれがいつでも確認できる」状態にできる。まず無料プランから始めて、使い勝手を確認してから有料への移行を判断するのが現実的。
よくある質問
Q. お金の話をいつするのがいいですか?
A. 入籍・式の準備が始まる前が話しやすいです。式の費用・住居探しなど具体的なお金の話が始まると細部の調整になりがちなため、「方針の確認」は早めに済ませておく方が楽です。
Q. 奨学金がある場合、相手に必ず伝えるべきですか?
A. 伝えた方が後のトラブルを避けられます。奨学金は返済義務のある借入です。二人で住宅購入や育児を考えるなら、月の返済額と残期間は家計計画に直接関わる情報です。
Q. 家計アプリは片方だけ使えばいいですか?
A. 二人が同じアプリで確認できる状態が理想です。片方だけが把握していると、お金の不透明感からトラブルが起きやすいです。OsidOri・Zaimのペア機能は二人が対等に家計を見られる仕組みになっています。
Q. 貯金の目標額はどう決めればいいですか?
A. 「何のための貯金か」を先に決める方がシンプルです。結婚式・新居費用・緊急資金・子育て準備など、目的ごとに目標を決めて合計を出す方法が計画を立てやすいです。
Q. 結婚後の家計管理で一番もめやすいのはどんなこと?
A. 「使途不明金」と「こっそりした支出」が多いです。お互いの支出が見えていない状態が続くと不信感につながりやすいです。最初に「お互いの支出は共有アプリで確認できる」状態にしておくだけで、多くのトラブルを防げます。
まとめ
✅ 今すぐできること(1分)
Zaim(https://zaim.net/)またはOsidOriをインストールして、パートナーに「一緒に使ってみない?」と提案してみてください。アプリの共有から始めると、自然とお金の話が続けやすくなります。
結婚前のお金の確認は、相手を疑うためではなく「二人の計画を現実的に立てるため」のもの。10項目の確認リストをベースに話し合いを進めれば、後から「知らなかった」「想定外だった」というトラブルを大幅に減らせる。
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執筆:S