結論から言うと、楽天証券のNISA口座開設はスマホだけで10分ほど、必要書類はマイナンバーカード1枚あれば完結する。「手順が複雑そう」で止まっている人に向けて、申込みから審査完了、そして楽天カード積立でポイントを取りこぼさない設定まで、つまずきやすいポイントごとに順番に解説する。
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- 楽天証券を選ぶ理由
- 開設に必要なものリスト
- 申込みから審査完了までの全手順
- 楽天カード積立の設定方法
- よくある質問5問
楽天証券を選ぶ3つの理由
楽天証券が選ばれる理由のうち、特に初心者に刺さるのは以下の3点だ。
楽天カード積立でポイントが貯まる。月5万円まで積立に楽天カードを使えて、0.5〜1.0%のポイント還元が受けられる。10年積み立てれば還元されるポイントの総額は小さくない。楽天キャッシュを使う方法もあり、月5万円との併用で合計月10万円まで現金代わりにポイントが貯まる仕組みがある。
スマホアプリの使いやすさ。「iSPEED」というアプリで資産状況・損益・積立設定がほぼすべて完結する。グラフが見やすく、「今どのくらい増えているか」が直感的にわかる。初めて投資をする人が挫折しにくいUIになっている。
楽天ポイントを投資に回せる。期間限定ポイント以外の楽天ポイントを投資信託の購入に充てられる。ポイント消化の選択肢として使いやすい。
口座開設に必要なもの
手元に揃えてから申込みを始めると、途中で止まらずに進められる。
必要書類はいずれかのパターンで準備する。
マイナンバーカードを持っている場合は、1枚で完結する。マイナンバーカード単体で「番号確認+本人確認」を同時に済ませられる。
マイナンバー通知カードを持っている場合は、通知カードに加えて本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)が必要になる。
スマホカメラで写真を撮って提出する形になるので、カメラが使えるスマホがあれば問題ない。
また、メールアドレスと楽天会員IDがあると申込みがスムーズになる。すでに楽天市場や楽天カードを使っているなら、既存IDで登録できる。楽天のアカウントがない場合は、申込み途中で作ることも可能だ。
スマホでの口座開設全手順
申込みから実際にNISA口座で取引できるようになるまでは、大きく4つのフェーズに分かれる。
フェーズ1:楽天証券の総合口座を申込む
まずNISA口座単独では開設できない。楽天証券の総合口座(証券口座)を先に作る必要がある。
楽天証券の公式サイトにアクセスして「口座開設」ボタンを押す。楽天会員でログインするか、新規でメールアドレスを登録する。基本情報(氏名・住所・職業など)を入力し、次に進む。
このとき「NISAを同時に申し込む」という選択肢が出る。ここで「つみたて投資枠」または「成長投資枠」を選んでおくと、後から別途申請する手間が省ける。どちらか迷う場合は両方を活用できる新NISAを前提に、両枠とも有効にしておくとよい。
フェーズ2:本人確認書類を提出する
書類の提出方法は2種類ある。
スマホで撮影して提出する方法(スマートフォンで本人確認)が最速だ。アプリ内のガイドに沿って顔写真付き書類を撮影し、そのままアップロードする。マイナンバーカードなら表裏を撮影するだけでよい。
郵便で書類を送る方法もあるが、到着・照合に時間がかかる。スマホで完結させたいなら前者一択だ。
書類提出が完了すると「確認中」のステータスになる。通常1〜3営業日で審査が完了し、メールで通知が届く。
フェーズ3:初期設定をする
審査完了のメールが届いたらログインして、以下の初期設定を進める。
ログインIDとパスワードの設定。審査完了メールにIDが記載されている。初回ログイン時にパスワードを設定する。
取引暗証番号の設定。出金や取引に使う4桁の番号を決める。生年月日や連番は避けたほうが安全だ。
マイナンバーの提出。書類提出時にマイナンバーを送っていない場合は、別途提出が必要になる。マイナンバーカードの画像アップロードか、書類の郵送で対応する。
フェーズ4:NISA口座の申請が通っているか確認する
申込み時に「NISAも同時に申請した」なら、証券口座の審査と並行してNISA口座の税務署審査も進んでいる。通常、証券口座の開設から数週間以内に税務署審査が完了してNISA口座が使えるようになる。
iSPEEDアプリを開いて「口座管理」→「NISA口座」の欄を確認する。「開設済み」になっていれば取引可能だ。
つみたて投資枠の設定手順(楽天カード・楽天キャッシュ)
NISA口座が使えるようになったら、実際に積立設定をする。
楽天カード積立の設定
iSPEEDアプリまたはPC版のウェブサイトから「積立注文」を選ぶ。購入する投資信託を検索して選択する。「引落し方法」で「楽天カードクレジット払い」を選ぶ。月の引落し金額と積立日を設定して確定させる。
ポイント還元率は保有している楽天カードのランクによって変わる。通常の楽天カードは0.5%、楽天ゴールドカード以上は1.0%になる(2026年5月時点)。
月の上限は5万円。5万円を超える積立は楽天カードでは設定できないため、超えた分は楽天キャッシュや通常の引落し(楽天銀行など)と組み合わせる形になる。
楽天キャッシュ積立の設定
楽天キャッシュはあらかじめチャージしておく必要がある。チャージ元を楽天カードにすると、チャージ時にもポイントが貯まる(0.5%還元)。
積立の設定手順はカード積立と同じで、「引落し方法」で「楽天キャッシュ」を選ぶだけだ。月の上限は5万円で、楽天カード積立と合わせると合計月10万円まで活用できる。
ただし、楽天キャッシュは残高が不足していると積立が失敗する。毎月自動でチャージされる設定にしておくと安心だ。
楽天証券 vs SBI証券 比較
どちらにするか迷っている人向けに、主要な比較ポイントをまとめる。
| 比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| カード積立ポイント還元 | 楽天カード0.5〜1.0% | 三井住友カード0.5〜5.0%(カードランクによる) |
| 積立上限(カード+他) | 月10万円(カード+キャッシュ) | 月10万円(カード+じぶん銀行口座等) |
| ポイント種類 | 楽天ポイント | Vポイント・Pontaポイント等 |
| アプリの使いやすさ | iSPEEDで完結しやすい | SBI証券アプリ・かんたん積立アプリあり |
| 投信ラインナップ | 約2,600本 | 約2,700本以上 |
| 投信保有ポイント | 一部ファンドに付与 | 一部ファンドに付与 |
| 楽天経済圏との連携 | 楽天市場・楽天銀行と強く連携 | 三井住友・Pontaとの連携が中心 |
| おすすめの人 | 楽天カード・楽天銀行を使っている | 三井住友カードを持っている・ポイント上限を増やしたい |
普段から楽天経済圏を使っているなら楽天証券で揃えるのが自然だ。楽天ポイントをカード積立で貯めて、そのポイントを再び投信購入に使う、というループができる。三井住友カードのゴールドNL(ナンバーレス)を持っていてポイント還元を最大化したいならSBI証券のほうが有利になる局面もある。
内部リンク
積立設定が終わったら、次に考えたいのがiDeCoとの優先順位だ。どちらから始めるかは所得や勤務先によって変わるため、iDeCo vs 新NISA どちらを優先すべきかで整理している。
楽天ポイントをNISA以外の場面でも効率よく貯める方法はポイ活2026年版・楽天ポイントを月5,000円分貯める方法にまとめた。
よくある質問
Q. 楽天証券のNISA口座開設にかかる期間はどれくらいですか?
A. スマホで本人確認書類を提出した場合、証券口座の審査は通常1〜3営業日で完了します。その後、NISA口座の税務署審査に1〜2週間かかるケースが多いです。申込みから積立設定まで、早い人で2〜3週間、遅い場合は1ヶ月程度見ておくと安心です。
Q. 楽天銀行を持っていなくても口座開設できますか?
A. できます。楽天銀行がなくても証券口座の開設自体は可能です。ただし、楽天銀行と連携する「マネーブリッジ」を設定すると自動で入金ができて便利なため、同時に開設するとスムーズです。楽天銀行も基本的に無料で作れます。
Q. NISA口座は1人1つしか持てないと聞きましたが、複数の証券会社に申込んでしまったらどうなりますか?
A. NISA口座は税務署の管理のもと、1人につき1金融機関に限られています。複数の証券会社に申込んでも、先に税務署審査が通った1社のみが有効になります。後から別の証券会社に変更することは可能ですが、変更は年単位です。楽天証券に決めたなら、他社には申込まないほうが混乱しません。
Q. 楽天カード積立のポイントはいつ付与されますか?
A. 楽天カード積立のポイントは、積立の引落しが完了した翌月末ごろに付与されるケースが多いです。楽天証券のポイント履歴ページで確認できます。付与タイミングは変更になることがあるため、楽天証券の公式サイト(https://www.rakuten-sec.co.jp/)で最新情報を確認してください。
Q. 一度始めた積立設定を途中で変更・停止できますか?
A. いつでも変更・停止できます。iSPEEDアプリの「積立注文履歴」から設定を変更でき、翌月以降の引落しに反映されます。生活状況が変わったタイミングで金額を増減させることも、一時停止することも自由です。積立投資は長期継続が前提ですが、無理して続けるより柔軟に調整したほうが長続きします。
まとめ
楽天証券のNISA口座開設は、マイナンバーカードがあればスマホだけで完結する。証券口座の申込み→書類提出→審査完了→初期設定→積立設定、という順番に進めれば詰まる場面は少ない。
楽天カード積立と楽天キャッシュ積立を組み合わせると月10万円まで自動で積み立てながらポイントを受け取れる仕組みになる。これを使わない手はない。
✅ 今すぐできること(1分)
楽天証券の公式サイト(https://www.rakuten-sec.co.jp/)にアクセスして、「口座開設はこちら」ボタンまで進んでみてください。申込みを完了させなくても、どの情報を求められるかが確認できます。マイナンバーカードが手元にあるなら、そのままスマホで完結するところまで進めてしまうのがいちばん早いです。
著者:S