2026年5月、再生可能エネルギー賦課金(再エネ賦課金)が4.18円/kWhとなり、2012年の制度開始以来の過去最高値を更新しました。さらに政府の電気・ガス補助金も終了が重なり、電気代が上がっているタイミングです。
「どこに住んでいても電力会社を選べる」ことは知っていても、実際に動いた人は少ない——ここで一度整理しておく価値があります。
(Googleトレンド急上昇・2026年5月20日取得:再エネ賦課金、電気代、固定費節約)
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- 再エネ賦課金とは何か
- 電力切り替えで月いくら変わるか
- 切り替えの手順と注意点
- 今すぐできること1分
再エネ賦課金とは何か
再エネ賦課金は、太陽光発電などの再生可能エネルギーを普及させるための費用を、電気料金に上乗せする仕組みです。使った電力量(kWh)に応じて全員が払う。
2026年度は4.18円/kWhに設定されました。月の電気使用量が300kWhの家庭であれば、再エネ賦課金だけで毎月約1,254円(年間約15,048円)を負担している計算になります。
2024年度が3.49円、2025年度が4.0円だったのと比べると、毎年上昇が続いています。この部分は電力会社を変えても下げることはできませんが、「基本料金や電力量料金」は電力会社次第で変えられます。
電力切り替えで月いくら変わるか
電力自由化(2016年〜)以降、家庭の電力会社を選べるようになっています。
大手電力会社(東京電力・関西電力など)から新電力に切り替えた場合、一般的な使用量の家庭では月500〜2,000円程度の差が出るケースがあります。
| 比較の視点 | 大手電力会社 | 新電力(例) |
|---|---|---|
| 基本料金 | 高め | 0円プランあり |
| 電力量料金 | 標準的 | 割引プランあり |
| セット割 | 通信との割引あり | ガス・通信との組み合わせ |
| 安定性・実績 | 高い | 会社によって差あり |
| 解約手数料 | なし | 多くがなし |
ただし、新電力は2022〜2023年の電力市場の混乱で撤退・値上げをした会社も多く、「安ければどこでもいい」という判断は慎重になった方がいいです。会社の規模・料金体系・解約条件を確認してから切り替えてください。
切り替えの手順と注意点
手順1:今の電気代と使用量を確認する
電力会社のアプリかWebサイトで、直近3ヶ月の使用量(kWh)と請求額を確認します。夏と冬は使用量が増えるので、平均値で見るのが正確です。
手順2:比較サービスで試算する
「電力比較サイト」で複数の新電力を一括比較できます。
主な比較サービス:
- エネチェンジ(enechanger.jp):利用者数が多く、切り替え手続きまで一貫して行える
- 価格.com電力比較:複数プランを横断比較できる
入力するのは「郵便番号・現在の電力会社・月の使用量(kWh)」だけです。5分もあれば複数プランの年間シミュレーション結果が出てきます。
手順3:切り替え先を選んで申し込む
比較サービスから直接申し込むと、旧会社への解約手続きは基本的に不要です。スマートメーターの確認後、1〜2ヶ月で切り替えが完了します。
注意点として、賃貸住宅で電力会社が管理会社指定の場合は切り替えができないケースがあります。契約書を確認してください。
電気代の節約効果シミュレーション
実際にどのくらい変わるのか、具体例で確認しておきます。
前提:月の電気使用量300kWh、現在は大手電力会社(東京電力エリア)の従量電灯プランを利用している場合
| 比較対象 | 月額料金(目安) | 年間の差 |
|---|---|---|
| 東京電力 従量電灯B(30A) | 約9,000〜11,000円 | 基準 |
| 楽天でんき(ポイント加算あり) | 約8,500〜10,500円 | 年△6,000〜9,000円 |
| あしたでんき(シンプルプラン) | 約8,000〜10,000円 | 年△9,000〜12,000円 |
| ソフトバンクでんき(セット割) | 使っている通信プラン次第 | 年△3,000〜15,000円 |
※2026年5月時点の概算です。実際の料金はエリア・使用量・プランによって異なります。申し込み前に各社の公式サイトで正確な料金を確認してください。
月500〜1,000円の削減でも、年間で6,000〜12,000円の差になります。一度切り替えてしまえばその後は何もしなくていい節約なので、費用対効果としては高い部類に入ります。
「大して変わらないだろう」と感じる場合でも、比較サービスで自分の数字を確認してから判断してください。特に毎月の電気使用量が400kWh以上の場合は、年間1〜2万円の差が出ることも珍しくありません。
セット割も確認する
電力だけを単独で切り替えるより、通信会社とセットになったプランの方が割引率が高い場合があります。
- ソフトバンク・ワイモバイル利用者 → おうちでんき(ソフトバンク)
- ドコモ利用者 → ドコモでんき
- 楽天モバイル利用者 → 楽天でんき
使っている通信会社のセット割を先に確認してから、比較サービスで単独プランと比べると判断しやすくなります。
よくある質問
Q. 電力会社を変えると停電しやすくなりますか?
A. なりません。電力の送電・配電は地域の大手電力会社が引き続き担うため、停電リスクは変わりません。変わるのは「どこに料金を払うか」だけです。
Q. 引っ越しを予定しているが切り替えた方がいいですか?
A. 解約手数料がない電力会社であれば、引っ越しに合わせてそのまま解約できます。引っ越し先でも同じ会社を継続できるか、切り替え先に確認してから申し込むと手間が少なくなります。
Q. アパート・マンションでも切り替えできますか?
A. 個別に電気のメーターが設置されている場合は切り替えできます。一方、建物全体で一括受電している場合(主に大型マンション)は個別の切り替えができないケースがあります。管理会社や大家に確認してください。
Q. 電力会社が倒産したらどうなりますか?
A. 新電力が倒産しても、地域の大手電力会社(最終保証供給)が自動的に電気を供給します。ただし、大手の通常料金が適用されることが多いため、倒産後は速やかに切り替え先を選び直す必要があります。
Q. 再エネ賦課金は下がることがありますか?
A. 再エネ電源の導入コストが下がってきているため、将来的には賦課金が下がる可能性はあります。ただし、現時点では毎年上昇が続いており、短期的な低下は見込みにくい状況です。経産省・資源エネルギー庁が毎年4月に翌年度の単価を発表するので、確認する習慣をつけておくと変化を把握できます(出典:資源エネルギー庁 enecho.meti.go.jp)。
✅ 今すぐできること(1分)
エネチェンジ(enechanger.jp)を開いて、郵便番号と現在の電力会社を入力してください。月の使用量は電力会社のアプリで確認できます。比較結果を見るだけなら1分です。
まとめ
再エネ賦課金は電力会社を変えても下げられませんが、基本料金・電力量料金は切り替えで変えられます。まず比較サービスで現状を把握してから、切り替えるかどうかを判断してください。
通信会社のセット割がある場合は、そちらを先に確認するのが効率的です。
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著者:S