2026年5月から、再エネ賦課金が1kWhあたり4.18円に改定されました。前年の3.98円から0.2円の引き上げで、電気代がまた静かに上がっています。
節電は頑張っている。でも、使う量を減らすだけでは限界がある。そう感じている人に向けて、この記事では電力の乗り換えという別の選択肢を具体的に解説します。
⏩ 急いでいる方はこちら
- エネチェンジで今すぐ比較する → 記事内「エネチェンジの使い方」セクション
- 主要プランの月額比較表 → 記事内「新電力プラン比較」セクション
- 切替の全手順(申込みから開通まで)→ 記事内「切替手続きの流れ」セクション
(参考:Googleトレンド急上昇 2026年5月26日取得)
再エネ賦課金4.18円とは何か
電気代の請求書をよく見ると、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」という項目があります。太陽光や風力など再生可能エネルギーの普及を支えるために、電気を使う家庭が一律で負担する仕組みです。
2026年度の単価は1kWhあたり4.18円。経済産業省の告示(2026年3月)により決定した数値で、制度が始まった2012年の0.22円と比べると、14年間で約19倍に増えた計算になります。
(出典:経済産業省 再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法 2026年度賦課金単価 https://www.meti.go.jp/)
具体的に金額に換算すると、こうなります。
月の電気使用量が300kWhの家庭(一般的な2〜3人世帯)で計算すると、賦課金だけで毎月1,254円。前年の3.98円のときは1,194円だったので、それだけで60円の差。年間では720円の増加です。
「たかが720円」と思うかもしれません。ただ、この賦課金はベースとなる電気代に乗っかってくるので、元々の電気代も上がっている昨今では、じわじわと効いてきます。
とはいえ、賦課金そのものはどの電力会社でも同じ金額が請求されます。ここを下げる方法はありません。だからこそ、賦課金以外の部分——基本料金と電力量料金——を下げることが、今の電気代対策の核心になります。
新電力への切り替えで何円変わるか
新電力とは、東京電力・関西電力などの大手電力会社以外の電力小売事業者のことです。2016年の電力自由化以降、数百社が参入しています。
すべての新電力が安いわけではありません。ただ、自分のライフスタイルに合ったプランを選べると、月1,000〜3,000円程度の差が出ることがあります。
たとえば、こんな違いが生まれます。
夜間に電気を多く使う家庭(在宅ワーク・深夜の洗濯乾燥)なら、夜間料金が安いプランに切り替えることで電力量料金が下がります。逆に、日中不在で夜だけ電気を使う単身世帯なら、基本料金が低いシンプルなプランが合います。
大手のまま使い続けることが「損」というよりも、自分の使い方と料金設計がずれていると損をするというイメージです。
エネチェンジで自分に合うプランを5分で探す
エネチェンジ(https://enechange.jp/)は、電力会社の料金プランを一括で比較できるサービスです。申込みも同サイトから完結できます。
使い方はシンプルです。
- 1「電気代を比較する」から居住地域と電力会社(現在の契約先)を選ぶ
- 2直近の電気代(または月の使用kWh)を入力する
- 3年間の節約額の目安と、おすすめプランが表示される
ここで表示される節約額はあくまで目安ですが、比較の出発点として使えます。候補が絞れたら、各プランの詳細ページで「夜間割引の有無」「最低利用期間」「解約金」を確認するのが次のステップです。
ひとつ注意点があります。比較サイトは広告費の関係で特定のプランが上位に表示されやすい仕組みになっています。表示順だけで決めず、自分の使用量に近い試算を比べて選ぶようにしてください。
主要な新電力プランの比較
同じ条件(東京エリア・月300kWh使用・一人暮らし〜ファミリー世帯)でのおおよその月額目安です。プランや地域によって変わるため、参考値として見てください。
| 電力会社 | プラン名 | 月額目安(300kWh) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京電力EP | スタンダードS(従量電灯B) | 約9,500円 | 切り替え不要の現状維持。安定性は高いが割引なし |
| ENEOSでんき | ENEOSでんき(家庭向け) | 約8,800〜9,200円 | ガスとのセット割が強み。ENEOSカード連携でポイント還元 |
| 大阪ガス(関東) | ポップでんき | 約8,400〜8,900円 | 基本料金0円で使った分だけ払う設計。使用量が少ない月に有利 |
| 楽天でんき | スタンダードプラン | 約8,600〜9,100円 | 楽天ポイント還元。楽天モバイル・楽天市場との併用でポイントが積みやすい |
この表はあくまで目安です。実際の料金は使用量・季節・地域によって変わります。エネチェンジなどの比較サイトに自分の数字を入れて確かめてください。
ENEOSや大阪ガスは、もともとガス会社や石油会社が電力事業に参入したケースで、既存のインフラを持っているため安定供給の面でも比較的信頼されています。2022〜2023年の新電力撤退ラッシュを経て、現在残っている事業者は体力のある会社が多いという見方もあります。
切替手続きの流れ(難しくない)
「切り替えたいけど手続きが面倒そう」という声をよく聞きます。実際には、工事なしで申込みから2〜4週間で切り替わります。
手順はこうです。
- 1エネチェンジ等で希望のプランを選び、申込みフォームに入力する
- 2現在の電気料金明細(または検針票)を手元に用意する。「お客様番号」と「供給地点特定番号」の2つが必要
- 3申込み完了後は基本的に何もしなくていい。新電力会社が旧会社への連絡・切替手続きを代行する
- 4切替完了のお知らせが届いたら終わり。メーターの交換工事もなし
解約金については、現在の契約に「最低利用期間」が設定されているかを確認してください。大手電力のスタンダードプランには解約金がかかりません。一方、割引率が高い新電力のプランには「2年縛り・解約金5,000円」のようなケースがあります。
申込みのタイミングは、検針日の直後がやや有利です。翌月の請求から新料金が適用されやすくなります。
節電アプリとの組み合わせで効果を重ねる
電力の切り替えだけでなく、使い方の見直しを並走させると効果が出やすくなります。とはいえ、細かい節電行動を毎日続けるのはストレスになります。アプリを使ってざっくり管理するくらいが長続きします。
でんき予報(電力会社の公式アプリ)は、電力逼迫の予報を通知してくれます。通知が来た日だけ意識的に節約する、という使い方でも積み重ねになります。
家計管理アプリとの連携も効果的です。電気代を毎月記録しておくと、切り替え前後の差が数字で確認できます。「節約できているのかよくわからない」という感覚がなくなるだけで、モチベーションが続きやすくなります。
家計全体の固定費を見直したい場合は、家計管理アプリで固定費を見直す方法もあわせて参考にしてください。電気代以外の通信費・保険料なども同時に整理できます。
通信費についても、格安SIMで通信費を月3,000円削る方法で具体的な手順をまとめています。電気代と通信費、両方見直せると月2,000〜4,000円の削減も現実的な数字になります。
まとめ
✅ 今すぐできること(1分)
エネチェンジ(https://enechange.jp/)を開いて、居住地域と現在の電力会社を選んでください。月の電気代か使用kWhを入力するだけで、切り替えた場合の年間節約額の目安がわかります。比較するだけなら無料・登録不要です。
2026年5月の再エネ賦課金4.18円への改定は、節電以外の手を打つきっかけとしては悪くないタイミングです。賦課金自体は変えられませんが、基本料金や電力量料金を下げる余地は今もあります。
切り替え手続きは申込みから完結。工事も立会いも不要です。まず比較してみて、条件に合うプランがあれば動く。合わなければ現状維持でいい。それだけの話です。
よくある質問
Q. 新電力に切り替えると停電しやすくなりますか?
A. なりません。電気を届ける送配電ネットワークは引き続き大手電力会社(東京電力パワーグリッドなど)が管理します。停電リスクはどの新電力に切り替えても変わりません。
Q. エネチェンジ経由で申し込むとお金がかかりますか?
A. 比較・申込みともに無料です。エネチェンジは電力会社から紹介料を受け取る形で運営しているため、ユーザー側の費用負担はありません。
Q. 再エネ賦課金は新電力に切り替えると安くなりますか?
A. 安くなりません。再エネ賦課金は全国一律の単価(2026年度は4.18円/kWh)で、どの電力会社と契約していても同じ金額が請求されます。節約できるのは、基本料金や電力量料金の部分です。
Q. 賃貸でも新電力に切り替えられますか?
A. 電気の契約名義が入居者本人であれば、基本的に切り替えられます。ただし建物全体で一括契約している場合(高圧一括受電)は切り替えができないケースがあります。まず現在の契約形態を確認してください。
Q. 切り替えた後、元の電力会社に戻すことはできますか?
A. できます。解約金がかかるプランを選んでいなければ、いつでも別の会社に切り替え直せます。元の電力会社のスタンダードプランに戻すことも可能です。
著者:S