毎月の積立投資、どうせやるならポイントも一緒に貯めたい——そう思いつつ「設定が複雑そう」で後回しにしていませんか。
SBI証券のクレカ積立は、仕組みを一度押さえてしまえばあとは放置でポイントが積み上がるしくみです。カードのランクによって還元率が変わるので、手持ちのカードで何ポイント取れるかを先に確認しておくと損がありません。
この記事では、三井住友カード別の還元率比較・SBI証券での設定手順・よくある落とし穴まで、2026年5月時点の最新情報でまとめます。
⏩ 急いでいる方はこちら
- カード別ポイント還元率の比較表
- SBI証券アプリでの設定手順
- 今すぐできること(1分)
SBI証券のクレカ積立とはどんな仕組みか
SBI証券では、三井住友カードを使って毎月の投資信託積立の決済ができます。つまり、口座から現金が引き落とされる代わりに、クレジットカードで支払いを行う形です。その決済額に対してVポイントが付与されるのが「クレカ積立」です。
2022年にサービスが始まり、その後何度かポイント付与の条件が改定されています。2024年11月の改定以降、カードランクによって還元率に大きな差がついた状態が続いており、2026年5月時点でもこの区分が維持されています。
積立できる上限は月10万円。NISAのつみたて投資枠・成長投資枠、特定口座いずれも対応しています。
ポイントの付与タイミングは積立の翌月末ごろが目安で、貯まったVポイントはSBI証券内で投資信託の購入にも使えます。
なお、クレカ積立はSBI証券口座と三井住友カードの両方が必要です。どちらか一方だけ持っている場合は、まず口座開設かカード発行を先に済ませましょう。
カード別ポイント還元率比較表
三井住友カードには複数のランクがあります。クレカ積立のポイント還元率はカードランクによって異なるため、手持ちのカードがどこに該当するかを確認してください。
以下は2026年5月時点での各カードの基本情報です。
| カード名 | 年会費 | 積立ポイント還元率 | 年間最大ポイント(月10万円満額の場合) |
|---|---|---|---|
| 三井住友カード(一般) | 永年無料 | 0.5% | 6,000pt |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(年100万円利用で翌年以降無料) | 1.0% | 12,000pt |
| 三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 | 3.0% | 36,000pt |
数字を見ると「プラチナプリファードが圧倒的に有利」に見えますが、年会費33,000円がかかる点を忘れてはいけません。月10万円満額を積み立てた場合の年間付与ポイントは36,000ptですが、年会費を差し引くと実質の手元残りは3,000pt相当です。
ゴールド(NL)は年間100万円以上のカード利用があれば翌年以降の年会費が無料になります。ふだんの買い物でもカードを使っている人なら、年会費ゼロで積立ポイント1.0%を取れる可能性が高い。コスパという観点では、多くの人にとってゴールド(NL)が現実的な選択になります。
一般カードは年会費永年無料で手軽な反面、還元率0.5%はほかの方法と比べると見劣りします。すでに持っているなら使わない理由はありませんが、これから取得するならゴールド(NL)を検討する価値があります。
SBI証券での積立設定手順
設定は大きく「クレカ連携」と「積立注文」の2ステップです。はじめてクレカ積立を設定する場合は、先に連携を完了させてから積立注文に進みます。
ステップ1:SBI証券と三井住友カードを連携する
- 1SBI証券のマイページにログインする
- 2「口座管理」→「お客様情報設定・変更」→「外部サービス連携」を開く
- 3三井住友カードの連携ボタンを選び、カード番号・有効期限・セキュリティコードを入力する
- 4三井住友カードのVpassアカウントでの認証を完了する
すでにVpassアカウントを持っている場合はそのままログインするだけです。持っていなければVpassの新規登録(無料)が先に必要になります。
ステップ2:積立する投資信託を選ぶ
- 1SBI証券のトップページから「投資信託」→「積立注文」を選ぶ
- 2購入したいファンドを検索する(例:eMAXIS Slim 全世界株式)
- 3「積立注文」ボタンを押す
ステップ3:決済方法と積立金額を設定する
- 1決済方法の選択画面で「クレジットカード(三井住友カード)」を選ぶ
- 2積立金額を入力する(最低100円〜最大10万円)
- 3積立日を選ぶ(クレカ積立は毎月1日の1択。後述の注意点を参照)
- 4内容を確認して「注文確定」
設定完了後は翌月の1日から積立が始まります。
積立設定日の制限と対処法
クレカ積立には通常の積立と違う制約がひとつあります。それは積立日が「毎月1日」のみ固定されている点です。
通常の口座振替による積立の場合、毎月5日・12日・26日・27日・翌月1日などから選べるケースがありますが、クレカ積立は1日のみです。「給料日後に積み立てたい」「月の後半に設定したい」といった希望には対応できません。
この制約による実害がどのくらいあるかというと、長期積立の観点では「日付のズレによる影響はほぼ無視できる」というのが現実です。市場が毎月1日に必ず高いわけでも安いわけでもなく、数十年単位の積立では日付の差は誤差の範囲に収まります。
気になる場合は、クレカ積立(毎月1日)とは別に、口座振替の積立を追加で設定して積立日を分散させる方法もあります。どちらも同じファンドに設定できます。
また、クレカ積立の設定・変更には締め切りがあります。毎月10日前後がその月の積立に反映される締め切りの目安です(毎年変動する場合があるため、SBI証券の公式サイトでその都度確認してください)。月の後半に設定した場合は翌月分からの反映になります。
注意点と見落としやすいポイント
積立可能枠はNISA・特定口座で分けられている
NISA口座のつみたて投資枠(月10万円まで)と特定口座の積立は別々にカウントされます。クレカ積立の月10万円の上限は「SBI証券全体でのクレカ積立合計」の上限なので、NISA・特定口座を合計して10万円以内に収める必要があります。
ポイント付与はクレカ積立分のみ
SBI証券で買った投資信託すべてにポイントがつくわけではありません。クレカ払いで設定した積立額にのみポイントが付与されます。スポット購入(一括買付)はポイント対象外です。
カード利用停止・限度額不足は積立に直結する
積立日にカードが使えない状態だと、その月の積立は不成立になります。カードの有効期限切れ・利用限度額の超過・カードの停止(紛失・不正利用の連絡後など)には注意が必要です。特に利用限度額は、積立以外の用途でカードを使いすぎると残枠が足りなくなることがあります。
三井住友カード以外は使えない
SBI証券のクレカ積立に対応しているのは三井住友カードのみです。楽天カード・dカード・PayPayカードなどは利用できません。他社カードで積立ポイントを狙う場合は、楽天証券やマネックス証券など別の証券会社と組み合わせる方法を検討する必要があります。
ポイントを最大限に活かすための使い方
貯まったVポイントの主な使い道は以下のとおりです。
| 使い道 | 内容 |
|---|---|
| SBI証券で投資信託を購入 | 1pt=1円として積立・スポット購入に利用可 |
| 提携先のポイントに交換 | ANAマイル・Tポイントなどへの交換に対応 |
| 三井住友カードの利用代金に充当 | 1pt=1円でカード請求から差し引き |
| コンビニ・スーパーでのタッチ決済 | 対応店舗でそのまま使える |
投資目的でSBI証券を使っているなら、ポイントを再び投資信託の購入に回す「ポイント投資」が最も理にかなっています。現金を追加で出さずにポジションを少しずつ積み上げられるためです。
ただしポイント投資の場合、ポイントでの購入分には新たなポイントは付与されません(クレカ払いではないため)。現金での積立にポイントが付き、そのポイントでさらに投資信託を買う——という流れを繰り返すイメージです。
今すぐできること
✅ 今すぐできること(1分)
SBI証券にログインして「外部サービス連携」ページを開き、三井住友カードがすでに連携済みかどうかを確認してください。「連携済み」と表示されていれば積立設定に進めます。まだの場合はカード番号を手元に用意してそのまま連携手続きを完了させましょう。カードを持っていない場合は、まずゴールド(NL)の申し込みページを開いておく——それだけで今日のタスクは十分です。
まとめ
SBI証券のクレカ積立は、すでに積立投資をやっている人が「何も変えずにポイントを追加で取れる」仕組みです。新しい口座を作るわけでも、投資先を変えるわけでもありません。
カード選びで迷ったら、まずゴールド(NL)を基準にしてみてください。年間100万円以上のカード利用で年会費が無料になるため、ふだんの買い物でもカードを使っている人なら実質コスト0で還元率1.0%を取れます。
積立日が毎月1日に固定されている点、設定締め切りがある点——この2つを把握しておけば、設定後は基本的に放置で運用できます。
関連記事:楽天証券でNISA口座を開く全手順
関連記事:ポイ活2026年・楽天・dポイント・Pontaを効率よく貯める方法
よくある質問
Q. SBI証券のクレカ積立で使えるカードは三井住友カードだけですか?
A. 2026年5月時点ではそのとおりです。SBI証券のクレカ積立に対応しているのは三井住友カードシリーズのみで、楽天カード・dカード・PayPayカードなどは利用できません。他社カードで積立ポイントを狙う場合は、楽天証券(楽天カード)やマネックス証券(dカード)など、カードと証券会社の組み合わせが異なります。
Q. 積立金額は毎月変更できますか?
A. 変更できます。ただし変更が翌月の積立に反映されるには締め切りがあります。毎月10日前後が目安ですが、毎月変動するため変更前にSBI証券の公式サイトで締め切り日を確認してください。締め切りを過ぎた場合は翌々月からの反映になります。
Q. NISAのつみたて投資枠でクレカ積立を設定できますか?
A. できます。つみたて投資枠・成長投資枠・特定口座のいずれでも対応しています。ただし、クレカ積立の月上限は合計10万円です。NISA枠と特定口座を合算して10万円以内に設定する必要があります。
Q. 貯まったVポイントはどうやってSBI証券で使えますか?
A. SBI証券の「投資信託」→「Vポイント投資」のメニューから、保有ポイントを使って投資信託を購入できます。1pt=1円で利用可能です。ポイントでの購入分には新たなVポイントは付与されません(クレカ払いではないため)。
Q. クレカ積立を設定しても、翌月から始まらないケースはありますか?
A. あります。最もよくあるのは「締め切り後に設定した」ケースです。毎月10日前後の締め切りを過ぎて設定した場合、翌月ではなく翌々月の1日からの積立開始になります。また、カードの連携が完了していない状態で積立注文だけ先に入れても不成立になるため、連携→注文の順で進めてください。
著者:S