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株価最高値でNISA積立を続けるべきか 初心者が守るべき3つのルール

この記事の要点

日経平均が6万6000円を突破し史上最高値を更新。「このまま積立を続けていいのか不安」というNISA初心者向けに、株価最高値局面でも積立を継続すべき理由と守るべきルールを解説します。

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日経平均が6万6329円と史上最高値を更新した。NISAで積立を続けている人の中には「こんなに高いのに買い続けていいのか」「そろそろ下がるのでは」という不安が出てくる。積立投資の判断基準を整理する。

⏩ 急いでいる方はこちら

  • 高値局面でも積立を止めない3つの理由
  • やってしまいがちなNG行動
  • 今すぐできること(1分)

01

「高すぎる」と感じたときが一番危ない

NISA積立で最も多い失敗は「株価が上がったから売った」「高値になったから積立を止めた」というパターンだ。

積立投資の本質は「相場のタイミングを読まないこと」だ。毎月定額を機械的に買い続けることで、価格が高いときは少なく、安いときは多く買える。これを10年・20年続けることで、タイミングに依存しない長期の資産形成ができる。

高値で「今は止めておこう」と積立を止めた場合、その後の上昇局面に乗れなかったり、再開のタイミングを見計らいすぎて結局始められなかったりするケースが多い。「止める判断」そのものがリターンを損なうリスクになる。

出典:日本経済新聞(2026年5月29日)/Googleトレンド急上昇(2026年5月29日取得)


02

高値局面でも積立を続ける3つの理由

理由1:将来の相場水準は誰にも予測できない

「今が高値」と感じても、5年後・10年後の相場水準はわからない。過去を振り返ると、「高値だった」と思われたタイミングが後に「安値だった」と評価されることは繰り返されてきた。現在の6万6000円が将来の「安値」になる可能性も十分ある。

理由2:ドルコスト平均法は高値に強い

毎月定額積立は、高値局面でも安値局面でも同じ金額を機械的に投じる。高値で少なく買い、安値で多く買う結果になるため、一括投資より平均購入単価が安定しやすい。

理由3:「待つ」コストは意外に大きい

「もう少し下がってから」という判断で積立を止める期間にも、入金タイミングを逃すロスが蓄積する。複利の効果は長く続けるほど大きくなるため、「1か月待った」の繰り返しが長期では大きな機会損失になりやすい。


03

株価最高値局面でのNG行動

NG1:積立を一時停止する

停止期間中に上昇すると、その分の利益を取り逃す。再開のタイミングを決めるのは難しく、多くの場合「また上がってから再開した」という結果になる。

NG2:全部利益確定して様子見する

「今の含み益を確定して、下がったら再投資」という判断は一見合理的に見えるが、実際には下がるタイミングが読めず、税金を払った上に再投資できないまま終わるケースが多い。NISA口座は売却で非課税枠が復活しないため(翌年に持ち越し)、安易な利確は長期の非課税メリットを損なう。

NG3:リスクが取れない額まで積立を増やす

「上がっているから追加で積み立てたい」という心理も危険だ。もし50〜60%の暴落が来ても生活に支障が出ない範囲の金額で運用することが鉄則。積立額は「減ったとしても後悔しない金額」で設定する。

NISAと iDeCo の使い分けはiDeCo vs 新NISA どちらを優先すべきか2026年版で整理している。NISAで買える商品の選び方はNISAの成長投資枠で買える高配当ETF3選も参考になる。


04

積立投資で持っておきたい「心構え3箇条」

長期積立投資を20〜30年続けるために、最初に持っておきたい考え方を3つ挙げる。

1. 含み損の時期は「安く買えている時期」と捉える

下落して含み損になると不安になるのは当然だが、積立投資においては安く大量に買えるフェーズでもある。長期では「安く仕込めた分が後のリターンになる」と考えると、下落局面を前向きに捉えやすい。

2. 相場ニュースを見すぎない

日々の株価ニュースを気にしすぎると、感情的な判断をしやすくなる。月1回程度、自分のNISA口座の積立が正常に続いているかだけを確認し、それ以上は見ないくらいがちょうどいい。

3. 目的を忘れない

「老後資金のため」「子どもの教育費のため」といった積立の目的を明確にしておくと、短期の相場変動に振り回されにくくなる。目的に照らして「まだ時間がある」とわかれば、下落局面でも焦らずにいられる。


05

「積立を止めたくなる瞬間」への対策を事前に決めておく

積立投資で最も難しいのは「続けること」だ。株価が急落したり最高値更新が続いたりするたびに、心が揺れる。事前に「こういう状況になったらこうする」というルールを決めておくと、感情的な判断を防ぎやすい。

パターン1:株価が30%以上下がったとき

「積立を止めるか」悩むが、決めておくルールは「何もしない」。下落局面は安く買えているフェーズ。むしろ「安く仕込めている」と捉えて継続する。

パターン2:株価が急上昇して含み益が大きくなったとき

「今売れば利確できる」と感じるが、NISA口座での利確は非課税枠の消費と税の前払いになる。「目的の年齢・金額に達するまで売らない」というルールを持っておく。

パターン3:生活費が一時的に足りなくなったとき

積立を一時的に月額を下げるか停止する。生活を守ることが最優先。ただし「急いで全額売却する」は避ける。生活防衛資金(生活費3〜6か月分)を預金で持っていれば、このパターンは起きにくい。

こうしたルールを手帳やメモに書いておくだけで、パニックになりやすい局面でも「決めたことをやるだけ」と考えられるようになる。


06

今すぐできること(1分)

NISAの積立設定を開いて、今の積立額・商品・引き落とし日を確認する。

「設定した覚えはあるが確認したことがない」という人は、今日確認しておく。積立が止まっていたり、引き落とし口座の残高不足で未執行になっていたりすることがある。確認後に「このまま続ける」と決めるだけで、今日の行動は完了だ。


07

よくある質問

Q. 積立を止めたいと思ったときはどうすればいいですか?

A. まず「止めたい理由」を書き出してみてください。「怖い」「下がりそう」という感情的な理由なら、積立を止めずにそのまま継続するのが合理的な選択です。「生活費が足りない」「緊急の出費が必要」という実務的な理由なら、積立金額を減らすことで対処できます。

Q. 一度NISAで利益確定したら、また同じ商品を買えますか?

A. 買えますが、NISAの非課税枠は消費されます。売却した分の枠は翌年に復活しますが、当年は使えなくなります。長期保有を前提にしているなら、利益確定は慎重に検討してください。

Q. 最高値のときに一括で買うのはリスクが高いですか?

A. 一括投資は相場の影響をダイレクトに受けるため、高値掴みのリスクは積立より高いです。初心者なら毎月積立から始める方がリスクを分散できます。

Q. NISAの積立はいくらに設定するのが適切ですか?

A. 月収の10〜15%を投資に回すのが一般的な目安ですが、重要なのは「生活防衛資金(生活費3〜6か月分)を確保した上での余剰資金」の範囲内に収めることです。

Q. 積立投資で損することはありますか?

A. 短期では元本割れすることがあります。ただし20〜30年の長期で分散投資した場合、多くのインデックス投信は歴史的にプラスリターンを実現しています。ただしこれは過去の実績であり将来の保証ではありません。


株価最高値というニュースは、積立投資を止める理由にも始める理由にもなりうる。大切なのはニュースに反応するのではなく「決めたルール通りに続ける」ことだ。今日も積立が動いているなら、それで十分だ。

「日経平均の最高値を更新した日にNISA積立を始めた」という事実が、30年後にはごく普通の通過点だったと振り返られる可能性は十分ある。大事なのはその日より「何年続けたか」だ。始めた日より、続けた年数の方が最終的な資産額をはるかに大きく左右する。

著者:S

【免責事項・情報確認日について】

本記事の情報は2026年5月29日時点のものです。転職・副業・投資(NISA等)に関する制度・サービス内容は変更される場合があります。掲載情報の正確性には努めていますが、最終的なご判断はご自身でご確認のうえ行ってください。本記事は特定のサービスへの加入や投資行動を推奨するものではありません。

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